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芥川陽介的ライフ
芥川陽介
コンサルタント(株)シンクアウト代表 年収2,000万
高校卒業後、アメリカへ留学。デューク大学でマーケティングとコンピュータサイエンスをダブル専攻する。卒業後は大手メーカー、コンサルティング会社を経て、29歳で独立。現在は広尾ガーデンヒルズで♂のドーベルマン"マイルス"と同居中。そろそろ結婚も考えているが、つき合っているGFはいずれも「帯に短したすきに長し」といった感じ…。

趣味…ジャズ演奏(cb.)とスポーツ(サッカー・ダイビング・テニスe.t.c)
愛車…メルセデスベンツE 240(仕事)・ジャガーJ(プライベート)

仕事を自己実現のツールと考えている彼の目下の懸案は、某大手自動車メーカーのコンペを勝ち取ること。ライバル会社はいずれも強力で、若手コンサルタントにとっては厚い壁である。だが、それゆえになおさら闘志を燃やしている。

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反転
花梨をカフェに残して自分の部屋へ戻った陽介は、ルームサービスで(※注)レ・テッソンを頼むと、その爽やかで芳醇な味わいにわずかに慰められながら、瞬く間にボトルを空にした(結局のやけ酒で、陽介の典型的なパターンの一つ)。 酔いかけた頭で、花梨の詳しい話を聞かなかったのはまずかったか…などと反省したりする。だがこの時期にこのタイミングでK&Wがおかしな話を持ちかけてきたのは、間違いなくグローバル自動車絡みだ。何故ならK&Wコンサルティングは、今回のコンペで勝てそうにないと思っているからだ・・
陽介の不安を裏付けるように、間もなく電話機のベルが鳴った。フロントがとり次いできた国際電話の主は、グローバル社の柿崎室長だった。
「芥川さん、エラい事になってしまった!・・実は、、、大変申し訳ないことになってしまったんだよ…」受話器越しの声は、開口一番から悲痛な響きに満ちていた。

夕刻…陽介は海が見えるテラスのレストランにいた。夕日が沈む地中海の景観に目を向けることもなく、独りぼっちのテーブルで頭を抱えながら午前中の電話のやりとりをぼんやりと反芻する…。

「すまない!芥川さん。まさに天地がひっくり返るような出来事が起きてしまった…。前回のプレゼンテーションの結果が白紙に戻ってしまったんですよ」
「な、何故…?わかるように説明してくれませんか? その理由とか何とか・・柿崎さん」
「まことに言いにくい話なんだが・・実はこの一件には我が社の派閥抗争が関係していて…」
グローバル自動車の社内に2つの派閥が存在していることは、以前から耳にしていた。ひとつは社長派、そしてもうひとつは先代社長の片腕であった加藤という専務の派閥である。柿崎室長の話によれば、すでに決まりかけたプレゼン結果に対して、この専務派の連中が急に横槍を入れてきたらしい。
「今回の企画を具現化するにはシンクアウトの会社規模はあまりにも小さく、不安である…というのが彼等の反対理由です。もちろんそれは単なる口実で、専務の一派は自分たちの息がかかったK&Wコンサルティングを無理矢理に参入させたいだけなのです。だが先回のプレゼンでは、御社が提案した企画があまりに素晴らしく、さすがの彼等もその場でK&W社の採用をゴリ押しすることができなかった。そこで少し間をおいて反撃に出てきたというわけなんです。さすがの社長も、先代の大番頭である加藤専務の話を無視することはできず、急遽プレゼンをやり直さざるを得なくなってしまった…」

アペリティフのシャンパンを一気にあおりながら、深い溜息をついた・・海のように、深いため息を、だ!
仕切り直しのプレゼンは来週末の予定。だがそこには恐らく陽介の出る幕はないだろう…そもそも専務派が仕組んだ、できレースであることはもちろん、K&W社が新たに提案する企画案は、すでに提出したシンクアウトのアイデアを盗んだ上で、更なる新企画を盛り込んでいるはずだ。まったく理不尽極まりない話であるが、真っ向から戦いを挑むにはK&W社はあまりにも巨大すぎる。自社の利益確保とコンサルタントとしての保身を考えれば、花梨の申し出を受け入れて、おとなしく相手の傘下に入るのが得策なのかもしれない・・?
だが、そんな屈辱的な真似はどうしてもできない…やり場のない怒りと無力感・・、しばらくの間、陽介は凍り付いたように純白のテーブルクロスを睨んでいた。すると…
「何だ、この料理は!作り直したまえ!」突然、すぐ近くのテーブルから男の怒った声が聞こえた。
ぼんやりと目を向けると一つ先のテーブルで、フランス人らしき二人連れの客と厨房着のシェフが、何事かやり合っているのが見えた。
「私はタコは食べないんだ。この料理にタコが入っているなんてメニューには一言も書いてないぞ!」
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