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芥川陽介的ライフ
芥川陽介
コンサルタント(株)シンクアウト代表 年収2,000万
高校卒業後、アメリカへ留学。デューク大学でマーケティングとコンピュータサイエンスをダブル専攻する。卒業後は大手メーカー、コンサルティング会社を経て、29歳で独立。現在は広尾ガーデンヒルズで♂のドーベルマン"マイルス"と同居中。そろそろ結婚も考えているが、つき合っているGFはいずれも「帯に短したすきに長し」といった感じ…。

趣味…ジャズ演奏(cb.)とスポーツ(サッカー・ダイビング・テニスe.t.c)
愛車…メルセデスベンツE 240(仕事)・ジャガーJ(プライベート)

仕事を自己実現のツールと考えている彼の目下の懸案は、某大手自動車メーカーのコンペを勝ち取ること。ライバル会社はいずれも強力で、若手コンサルタントにとっては厚い壁である。だが、それゆえになおさら闘志を燃やしている。

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5-1
香織の・・「ママへの手紙」
「香織ちゃん!それってもしかして…エンゲージ?」・・香織は微笑みながらキタガワ氏に言った。
「そう、あの時の勝負の結果なの。時計盤のルーレットが(0)なら私の勝ちって言ったでしょう。そして、まさにその通りになったでしょ!」
 照れた顔を隠すように陽介はカウンターに突っ伏した。指を3本だけ突っ立てて・・(そう、それは300万のブルガリのリングだった)〜それを見た香織とキタガワ氏は思わず大きな笑い声を店中に響かせていた・・

月曜の早朝、いつものように「ヤだ!フライトだ=!」と叫びながら、陽介の部屋を出て行く香織を、陽介は寝ぼけまなこでベッドから見送った。「何でいつもアイツはこーなんだ?自分の仕事だろ!ギリギリまで思い出さないって神経がわかんないよ・・」とつぶやきながらその視線を戻した時、彼女が忘れたらしい手帳がテーブルにあるのが眼に入った・・「それで、おまけに忘れ物だ!」〜結局ベッドから起き出して、それを手にとった。その瞬間、1枚の写真がポロっと落ちた。香織の母親らしい日系フランス人の写真だった。そしてその手帳には、彼女から母親への言葉が延々と綴られていた・・止めようとは思いつつも、陽介は読み始めてしまった。

 「ママへの手紙」・・貴女が本当の母親ではないという事を知った日、私はまだ5才でした。それを受け止めるには早すぎる年令だったのです。
 その後、できるだけ貴女を避けたいという気持ちから、貴女に対してとり続けた他人としての悪びれた態度。それに対して貴女は1度も嫌な顔をしなかった。それより・・いつも私と眼を合わせようと、膝まづいて話してくれましたね・・
 本当にゴメンナサイ!・・今、私は自分への嫌悪感で一杯です。
 私の12才の誕生日・・仕事で忙しいパパはほっておこう!って言って、私をスキーに連れて行ってくれました。「ここが有名な(※注)MEGEVE(メジェブ)のスキー場よ」と貴女はおしえてくれました。その丘陵のような魅力的なゲレンデも、素敵なリゾートタウンも、大好きなパパがいないというだけで、すっかり気が重くなっていた私には、まったく魅力ではなかったのです・・貴女と二人でいるより自分一人になりたい!と思って、私はすぐに板をつけて、何も言わずに飛び出して行きました。追いかけようとする貴女をふりきるように、私は全速力で別のゲレンデに向かっていった。やっと一人になれたと思って、そこで楽しく滑っていた時、急に山の天気が荒れ始め、一瞬にしてものすごい吹雪になりました。私は必死に戻ろうとしたのに、どんどん激しくなる吹雪で方向を見失い、ゲレンデとは逆の方に滑って行ってしまったのです。
 そして新雪に足をからまれ転倒、右足を強く捻挫しました。まったく動けなくなってしまったのです。貴女はもがいている私を見つけて、全速力で向かってきてくれました。超スピードでゲレンデを横切った時、貴女の前に突然、別のスキーヤーが現れた。貴女はその人を避けようとして転倒しました・・そして気を失ったまま、滑降コースのものすごい急斜面を、まっ逆さまに転げ落ちていきました。私はそれを見て、何とかしたいと思ったけど、動こうとすればするほど捻挫がひどくなり、あまりの痛さに気が遠くなってしまったのです・・気がつくと私は病院のベットの上にいました。パパが涙を抑えながらも、私を抱きしめてくれていました・・
そして、その日以来、貴女は二度と家には戻りませんでした。
 貴女の日記が、後から出てきたことは父から聞きました・・
そこに書かれていた・・「この子はいつも私を避けようとします。その気持ちは私に理解できない訳ではありません。でも、、本当はこの子はとっても心の優しい子!この子にどんなにつらい事を言われても、私は耐える自信があります!血はつながっていなくても、それ以上に私はこの子を愛することができる自信が・・そして、いつの日か、この子が私を”ママ”と呼んでくれる日が来る事を信じています。私はこの子の為になら何でもしてあげたいと、心から・・」
この日記を読んだ時、私は思わず”ママ”と呼んでいました。人を愛するという事を、貴方は死をもって教えてくれました!〜「ママ、貴女を心から愛しています。 そして本当にゴメンナサイ・・ 」

陽介は、ひとりでに流れる涙を抑えることができなかった。
何かの拍子に、ふと淋しそうな表情を浮かべる香織を、その表情がとてもSexyに見えて、思わずその服をはぎとったりした事もあった。そんな事に対して陽介は、今さらながらひどく後悔した。知らなかったとは言え、その純粋な心を見ることができなかった自分が情けないとも思った・・香織のママと、香織の気持ち、そして自分への悔しさなど、すべてが入り混じった罪悪感のような感情に発展していった。呆然とする陽介・・
その時・・静けさをつんざく様に、急にケータイのメール着信音が鳴った!

※MEGEVE(メジェーブ):スキー場としての歴史はシャモニーよりも古い。とてもお洒落な雰囲気でオードリーヘプバーンの映画『シャレード』の舞台となった。王侯貴族の集う社交界の高級リゾート。フュゾーと呼ばれるスキーパンツ発祥の地でも知られる。
発祥の地でも知られる。
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